第2章 初恋
『メルラ…ごめんね…』
私は自分からは決して会いに行くことが出来ないからずっと一人でメルラに謝り続けてるのだった。
『外に出たいわ。どうして私だけダメなの…。こんな深海嫌だわ。前にルビアが言っていた〝恋〟とゆうものもしてみたいわ。』
人間は女性と男性とゆう二種類に分かれていてお互いが想い合えば次の子孫が産まれると内緒でルビアが前に教えてくれた。
ジュエルマーメイドは人間とは違って男性とよばれる種類はいない。
どうやってジュエルマーメイドが生まれてくるのかというとこの国のどこかにジュエルシェルとゆう二枚が突然現れるらしい。
その貝が開いた時に新たなジュエルマーメイドが生まれるらしい。
これはこの国でゆういつ知ってもいいというジュエルマーメイドの歴史。
コンコン------
ル「エレン。あなたに一度だけの外出許可が出たわ!ここをでましょう!」
『え!?どうして!?』
ル「話はあとよ!さぁ早く!!」
ルビアがドアを開けて現れるなりそうそう私の腕をつかんで外へ出された。
『わぁ…実際に外から見るこの国も綺麗ね…。』
ル「そうね…。でもごめんね、自由にはできないの。」
泳ぎだそうとした私の体をスッとルビアは捕まえ私の首に首輪をつけた。
『え…』
ル「ごめんね…」
ルビアは申し訳ない顔をしながら首輪についている紐を引っ張った。
『わっ!!』
私はルビアに引っ張られながら連れていかれた。
『ルビア!どこに向かっているの!?』
なにか嫌な予感がして慌ててルビアに訪ねた。
ル「ごめんね…。」
さっきからルビアはごめんしか言ってくれない。
ル「ここで待っててね。」
しばらくするとルビアが止まり、近くにあった海藻に私の首輪から出ている紐を結びつけた。
ルビアはどこかへ消えてしまった。
私がいる場所は光など何一つない寂しいところ。
まるで私が閉じ込められていた部屋のよう。
メ「いやっ…!やめてっ!!離して…!!」
『メルラ!?!?』
するといきなりメルラの叫び声が聞こえてきた。
かなり苦しそうな声だ。
そのメルラの声がどんどん近づいてくる。