第3章 人魚
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『…うっん…。はっ!!!メラル!?ルビア!?』
シーン………
目を覚ますといつものあのくらいくらいひとりぼっちで閉じ込められている部屋の中にいた。
『なんで、私だけここに…。』
メルラとルビアが苦しんでいるところで私の記憶は途絶えていた。
なにも思い出せなかった。
『大切な友達を失ったわ……。』
ザワザワザワ…ーーーーーー
『なにかしら…?』
なにやら部屋の外が騒がしくて小さな小窓から覗くとジュエルマーメイド全員がいてなにやら一枚の紙をみんなで覗き込んでいる。
しばらくすると全員が顔を見合わせて私のいる部屋に向かってきた。
『…なにかよくないことが起きる気がする…!!』
私はすぐに覗くのをやめて部屋の隅で寝ているふりをした。
しばらくすると…
コンコン…
「オールジュエルマーメイド様。外へ出てきてください。」
(この声はトパーズね。あの人はよく汚い言葉を使っている人だわ。)
「さっさと出てこいっていってんだろぉが!!!オールジュエルマーメイドだからって調子こいてんじゃねぇぞ!クソガキ!!」
『ひっ!!』
トパーズは汚い言葉を大声で言った