第4章 縁日のご縁。 :橘真琴 甘
「わぁ、江ちゃん浴衣姿〜!なっちゃんと来てたんだねぇ!」
『渚くんも来てたんだ。クスッ 渚くんこういうお祭りとか好きそうだもんね』
「うん!お祭りも好きだけど4人で来れたからすっごく嬉しいんだ〜」
『そっかぁ、クスッ』
江に手を引かれた時は私人見知りだしどうしようかと思ったけど、そういえば中学一緒だった渚くんも水泳部だったことを思い出した。
「2人とも浴衣姿可愛いね」
え?、
きっと自分を褒めているであろう言葉を発した人を見た瞬間
ドクン
ドクン ドクン
ーー--胸が、高鳴った。