• テキストサイズ

Free! 詰め合わせパック

第9章 天然たらしの事情 :橘真琴 甘



{主人公}

あ。橘くんだ。

背が大きいからすぐにわかる。

間違いない。

橘くんだ。

いつも教室でお弁当食べてるイメージだったのに、珍しい……。

なんだかこんな安っぽい食堂のメニューもちょっとオシャレなランチに見えなくもない。

私はその位浮かれている。

「ん!なつみなつみ!橘くんじゃん!」

『ぇ!だ、だからなんなのさ』

「もー維持張ってないで認めなよ。好きなのバレバレだからさ!」

『は!?いや、維持張ってるとかじゃないし…別に…』

「なつみはツンデレとかそんなんじゃないわ。ただの意地っ張り!」

「そーだそーだ!大丈夫!私たちは橘くんの事なんとも思ってないから!」

「いや!かっこいいとは思ってる!」

はぁ……、好きなこと位2年前から自覚済みですー。

でも、人に言われると…恥ずかしいってゆうか…なんと言いますか……。

何て思いながら橘くんを見ていたら…………



目が


合った。



え!?やだっ今ガン見しちゃってたよ、やばい気持ち悪いとか思われたかな!?

いやいやいやいや、たまたま!たまたま目が一瞬!一瞬合っただけであっただけで………

「井上ちゃん、隣……いい?」

…………………。

『…………/////、ぅん』

「よかった///ありがとう」

/ 54ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp