第9章 トモダチ
「……ふん!世の中には物好きな奴がいるんだね!ポケモンと話せる変な生き物を好きになるなんて!」
お…伯母さん…
そんなに私が嫌いなんですか?
「ツグミは変な生き物なんかじゃない。寧ろ虐待している外道な貴方が言える台詞じゃない」
「N…」
「なんだってぇ?」
「ツグミから聞いたよ。ポケモンを捕まえて自分の言いように利用して、言うこと聞かなかったら虐待したんだって?」
そう
伯母さんにとってポケモンは玩具みたいなもの
私はそのポケモン達と…あの家で辛い日々を…
「ポケモンを利用して何が悪いんだよ!?ポケモンなんて人間の道具になる為に生きてるような物じゃない!」
ひ…酷い!!
「お…伯母さん!私とバトルしてください!」
耐え切れなくなった私はNの前に出て叫びました
「!?」
「はぁ!?」
「私と一対一のバトルして…私が負けたら家に戻ります!でも伯母さんが負けたら持ってるポケモンを手放してください!」
「ツグミ…」
こうしないと
伯母さんに捕まってるポケモン達は自由になれない!
「…いいよ!私があんたなんかに負けるわけがないんだから!」
伯母さんは自信満々に言いました