第5章 決意
連れてこられたのは家の前。そこに男の人が立っていました
「ゲーチス様、連れてきました」
そう言うと黒服の人達は私の腕を離し、目にも留まらぬ速さでゲーチスと呼ばれた人の後ろに移動しました
「ツグミですね?」
男の人はかなりの高身長でNさんと同じ黄緑色の長い髪をしていました
「は、はい…貴方は誰ですか?どうして私の名前を…」
「ワタクシの名はゲーチス…Nの父親です。後ろにいるのはワタクシの直属の部下、ダークトリニティ」
「!!」
Nさんの……お父様!?
Nさんのお父様…ゲーチスさんの登場に驚きを隠せない私
「息子から貴方の事を聞きましたよ。貴方の考えと能力は素晴らしい!」
「!」
「是非我々プラズマ団の姫となりその力を我等の為に使って頂きたい」
「………」
私の力をプラズマ団に…
でも…