第28章 兄への想い、妹の願い
それからしばらくして…
「ツグミさん!」
「ツグミ様!」
ユリアさんと元七賢人のロット、元プラズマ団の皆さんが来てくれました
「皆さん…ご心配とご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした!」
「何を言ってるんですか!ツグミさんは悪くないですよ!」
ユリアさん…
「ツグミ様…貴方がご無事でよかった…レインに操られたと聞いたときは本当に心配しました」
「お兄様…」
レイン…お兄様…
「あの…お兄様はあの後どうなりました…?」
聞くのが怖かったけど…お兄様とこんな関係のままでいたくありません
私が聞くと、皆さん目を逸らしました…
どうして…
「レインは…このまま終わったと思うな。ツグミは必ず取り戻すと言って逃げたよ」
沈黙の中、Nが口を開きました
「お兄様…やはり私達に復讐する為に私の心を操ったのですね…」
「ツグミ…」
いけない…また涙が…