第28章 兄への想い、妹の願い
~ホドモエシティ、病院~
「ツグミさん!」
「ツグミ!よかった…」
「キョウヘイ…ヘレナ…バーベナ…」
病室にやってきたのはプラズマ団を阻止したキョウヘイと私の良き理解者だった女神達…ヘレナとバーベナ
「やっと起きたのですね…よかった…本当によかった」
「私…ずっと眠っていたの?ヘレナ」
「ええ…貴方は2日も眠っていたのですよ。Nがずっと傍に居てくれました」
「N…」
Nの方を見ると彼の目の下にはクマがあり、疲れている感じがすぐにわかりました…
この2日間…殆ど眠らず私の傍に居てくれたのですね…
「キミはずっと魘されていた…でもやっと解放できた。よかった…本当に…」
「N…ありがとうございますっ…」
あんなに酷いこと言ってしまった私を責めずに傍に居てくれたNの優しさに涙が流れました…