第27章 傷つけられた心
暗闇の中…
私を呼ぶ声がする…
「ツグミ!」
目を開くとそこには
誰よりも大切な…Nが私を呼んでいました
「え……………………ぬ………?」
「ツグミ…ツグミ!」
私を起き上がらせ、強く抱き締めました
「よかった……」
私の耳元で安心した声で囁くN…
そして
『ツグミ!目を覚ましたんですね!』
『よかった!本当によかったわ!』
私の大切なトモダチ…ルカリオとエモンガが私に駆け寄りました
「N……んっ!」
「苦しいです」と言おうとしたら彼は深いキスをしました
久しぶりの……キス……
彼からの…愛を感じる行為…
「んっ……ん……」
「あ…ごめん」
苦しむ私の声を聞いてNは唇を離しました
「N……私……」
「大丈夫。ここはホドモエの病院だよ…レインはいない」
「違うの…………N………私………」
「ツグミ!?」
彼の顔を見た瞬間
溢れ出す涙……