第27章 傷つけられた心
今、私の心には酷い罪悪感と悲しみという名の痛みがある……
「N……顔も見たくないくらい憎いなんて言って…ごめんなさい!!傷つけて…酷いこと言って本当に…ごめんなさい!」
「ツグミ……」
もう…自分が情けないです
「私はお兄様に心を操られ
Nに酷いこと言ってしまいました…
そしてお兄様の本性に気付かずプラズマ団に傷つけられたポケモン達の…苦しむ心の声が聞こえていたのに…拒絶してしまったのです!
誰よりも愛しいあなたと、大切なポケモン達をこの手で傷つけてしまった…
ごめんなさい…本当に…ごめんなさい!!私のせいで…私のせいで…」
こんなにも酷いことをしてしまったのに
謝ることしかできない…
情けないです…伝えたい想いが…こんなにも強く儚くて…
「やめるんだ!」
「!」
Nの大声に驚いた瞬間、また強く抱き締められました