第4章 突然の出来事
「今からライモンシティに行かない?」
「ライモンシティ…ですか?」
ライモンシティは伯母に連れられて一度だけ行ったことがあります
「うん。一緒に観覧車に乗りたいんだ」
「観覧車…」
ライモンシティに観覧車なんてあったんですね
…絵本で見たことはあるけど、乗ったことはないですね
私も乗ってみたい…
「いいですよ」
私がそう言うと彼は嬉しそうな顔で「ありがとう」と言いました
「でも今から行って間に合うでしょうか…」
此処はヤグルマの森の奥
ライモンシティまでは距離が遠いですね…
「大丈夫。トモダチが力になってくれるよ」
彼はそう言ってモンスターボールを投げました