第20章 引き離された二人
‐トバリシティ‐
「お兄ちゃんが…そんなことを…!」
事情を聞いたユリアは青ざめた顔で言った
「ツグミさんは…今何処に…?」
「わからない…多分、イッシュ地方だと思う」
早くツグミを取り戻さなければ…!
「ボクは今から全力でツグミを探す。」
「あの…私、お手伝いしていいですか?」
「え?」
「これ以上お兄ちゃんに罪を重ねてほしくないんです!血は繋がってなくても兄妹ですから!」
ユリア…
その眼差しは真剣だった
「私もポケモンバトルできます!それに…一つ、名案があるんですが…」
「?何だい?」
ユリアは立ち上がり、モンスターボールを投げた
出てきたポケモンは…!
「これは…!」
‐その頃、ツグミは…‐
ルカリオ『ツグミ、目を覚ましてください!Nは敵ではありません!貴女はレインに操られているのです!!』
エモンガ『そうよ!アイツのせいでツグミの大切な心が酷くなって…』
「さっきから何を言ってるのですか?私はNを愛したことなんてありません。私を騙して人生を目茶苦茶にされたのだから」
『『!?』』
平然と答えるツグミ
そして、驚くコイツのポケモン
オレは満足感でいっぱいだった
早くNにも変わり果てたツグミを見せたいけどな