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距離感がおかしい

第12章 愛しい人へ(中編)













「鬼灯さま。」


サラサラと草木と風の戯れを聞いていれば、柔らかな声が優しくそれと混ざり合う。





パルテルカラーのこの世界は彼女に似合っている。


私の場所とは相対するここは。







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