• テキストサイズ

~スミレ色の婚約者~【黒子のバスケ☆赤司】

第6章 新学期の出会い


「きゃっ!」


きゃあ?


俺たちは、体育館の入り口を見た。
すると、女子バスの部長、優希がいた。
その後ろに女子がいる。


「美琴?」


俺は、優希の後ろに隠れている彼女の名前を呼んだ。


「あ、赤司さん!」


優希の後ろから顔を出し、驚いた顔をしている。


「え?え?!ナニ?!ナニ?!」


葉山が俺と彼女を交互に見てくる。


「え?征ちゃん、あの子知ってるの?…なかなか、可愛いわね。」


実渕も、彼女を見て口角を上げた。


「どうしてここに?」


俺は、優希と美琴へ近づくと、美琴は赤い顔をしながら、小さい声で呟いた。


「あの、女子バスケット部の見学にきたんです。」

「え?」


俺は、美琴の前にいる優希を見て、説明しろと目配せする。


「赤司様、知り合いなの?
この子、今日からうちのクラスに入った、転校生よ。
友達になったから、私の部活紹介したくて、連れてきたんだけど。」


美琴は恥ずかしそうに、優希の後ろに隠れてしまう。


「美琴、遅くならないように帰るんだよ。」


そう言って、俺は練習に戻る為、体育館へ戻った。


「え?征ちゃん?いいの??」

「赤司、あの子ダレっ?!」


「練習を再開する。」


実渕と葉山の言葉を最後まで聞かず、絶対的なオーラをだして、それ以上の追求を逃れた。


/ 164ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp