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~ファインダーの向こう側~【黒子のバスケ☆黄瀬】

第37章 ☆海常高校文化祭☆




海常高校の中庭には、小さい池があり、その池を渡る小さな石橋が掛かっている。そしてその後ろには、花壇と紅葉の木がある。

秋の花が咲く花壇と、緑から赤へ色付く紅葉がキレイな最高のロケーション。

そこに、縁結び写真をお願いするカップルが、橋の両端から渡りあい、中央で止まり二人の視線が絡んで照れた瞬間。


その瞬間を1人の巫女さんがカメラを構え、シャッターを切る。


カシャッ


「はい、こっちを見てください。どうです?照れます?」


カメラマンの巫女さんが片手を上げて声をかけると、橋の上で照れた顔で巫女さんを見るカップル。
そこをとらえた。


カシャッ


「最後です。手をつないでお好きなポーズ!どーぞ!」

すると、橋の上のカップルは、照れながら手をつなぎピースをしたところでシャッターを切った。


カシャッ


「はい。お疲れさまでした。今の写真はこっちの神主さんからもらってくださいね。良い縁で結ばれますように。」


巫女さんは橋の上のカップルに声を掛け、軽く手を振った。
そして、そのカップルは神主のもとへ行き、写真を受け取ると顔を見合わせて微笑んだ。


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