第37章 ☆海常高校文化祭☆
「それは勘弁して。毎年この出し物人気なんだからさ。しかも今年は可愛いカメラ巫女さんが2人も居て、大繁盛間違いなしなんだからさ。」
「…たく…。じゃ、明日ね。」
広瀬の言い分に呆れて、学生鞄とカメラケースを持つと、部室の出入り口に足を向けた。
「センパイ、もう帰っちゃうんですか?一緒に帰りましょうよ!」
胡桃ちゃんが不思議そうな顔で見上げるので、苦笑して手を振る。
「うん。ちょっと家の手伝いがあって。明日は6時に部室ね。じゃ、お先に。」
部室にいるみんなに手を振って部室の扉を閉めた。