• テキストサイズ

~ファインダーの向こう側~【黒子のバスケ☆黄瀬】

第36章 ☆誠凛高校学園祭☆


「お?黒子、卯月の事知ってるのか?」



森山さんが、笠松さんの束縛から逃れ、僕の前に立った。



「はい。この前、火神くんと学園祭の買い出しに行ったとき、黄瀬くん達と偶然出会って。」

「そうなんスよ。ストバスしてる時、偶然会って、紹介できたんス。」



嬉しそうに声を弾ませる黄瀬くんを見上げると、いつも以上に笑っていて、僕は卯月さんが、黄瀬くんにとって、本当に大事な人なんだと感じた。



「さてと、少年。まずは、バスケ部の出し物に連れてってくれ。3on3をやってるって黄瀬に聞いたんだ。案内してくれ。」



笠松さんは、目がイキイキしていて、僕は嬉しくなって目を細めた。



「はい、こっちです。」



僕は、海常メンバーの前を歩き、グラウンドに案内した。



「本当は体育館を使う予定だったんですが、室内発表の団体が多くて、グラウンドでやるんです。」

「じゃあ、ストバスみたいな感じかな?」



斜め後ろを歩く、小堀さんが優しく訪ねてくれたけど、僕は曖昧に笑うだけにした。




そうこうしているうちに、バスケ部の簡易ブースについた。




しかし…



/ 191ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp