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~ファインダーの向こう側~【黒子のバスケ☆黄瀬】

第32章 報復


[美空]



私は、広瀬から連絡をもらって、すぐ学校近くの病院に走った。

病院の待合には、学校の先生と、広瀬、ご家族の方も来ていた。

私は広瀬に駆け寄り、胡桃ちゃんの容態を聞いた。


「階段から落ちたって。でも、落ちた地面が花壇で、大分身体を守ってくれたらしい。」

「そう。じゃあ、命に別状はないのね?…はぁ、良かった。」


私は、最悪の事態にならなかったことに、安堵し、その場にしゃがみこむ。


「…ただな………。どうやら、お前を助けようと胡桃ちゃんが、無理したらしいんだよ。」

「え?!」


私は立ち上がり、広瀬に詰め寄る。


「どういうこと?!」


それから、私は胡桃ちゃんが、私のカメラを壊した犯人を見つけたこと。
謝ってほしいと訴えたが、返り討ちにあったこと等、広瀬は、私に教えてくれた。


私は、口許を覆い、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。


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