第26章 優しく包まれた夜 ※R18指定
[美空]
涼太と手を繋いで、二階へ上がる。
向かって右が私の部屋。左が両親の部屋だ。
私は、右の部屋の扉を開き、涼太を招き入れた。
「ここが、美空の部屋っスか?」
涼太は部屋の中をぐるっと見渡し、聞いてくる。
「そう。……なんか、恥ずかしいな。散らかってて……。」
私は、カメラ機材が置いてある机に向かおうとしたら、涼太に腕を引っ張られて、止められてしまう。
強い力で引っ張られたので、私は涼太の胸にポスっと収まってしまった。
そして、涼太に顎を持ち上げられ、キスをする。
チュッ
「っん!」
「……俺、もう我慢の限界っスっ。」
すると、涼太が私を軽々抱き上げ、ベッドに下ろした。
私の髪の毛がベッドに広がる。
涼太は、私の耳元に顔を埋めて、あのゾクゾクするセクシーな声で、囁いた。
「美空、覚悟して…。」
そういって、私の頬にキスをした。