第3章 第一歩ー虹の実
ゴロゴロ…
「ひと雨きそうだな。虹の木は背が高いから
雷が落ちたら大変だ、急ぐぞ」
「あ、はい!」
『あ、トリコ待て!』
そこには落とし穴が…!
グワァアアア!
『…小松さがれ!』
グワァ!
岩をもったトロルコングが穴に向かって岩を投げた。
『小松、逃げろって!』
まずい!
小松にトロルコングが迫っていく。
「ノッキング!!」
グ、ワァ
『トリコなめられてる』
「え、えぇええ!?」
「すまね―な。ノッキングガンでマヒさせた。
しばらくしたら動けるようになる。」
「ノッキング、獲物を捕獲するために
神経組織を針でマヒさせる技術…
トリコさん、
ノッキングってやっつけなくていいんですか?」
「あ?命を奪う意味ねぇだろ。
俺らの目的は虹の身だしな」
「え?まぁそうですけど…」
「さ、行こうぜ小松。
つーかなめられてやつの匂いが染みついちまったぜ」
『…小松行くぞ』