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[トリコ]竜の民

第3章 第一歩ー虹の実


『そういやトリコ。自己紹介してなかったね。

私は竜天蒼音。よろしく。そちらのお兄さんは?』

「あ、小松です…て!竜天って

焔竜燐火の名字!?」

『そうだよ。』

「えぇえ!ってかでかぁあ!」

「通称、庭と呼ばれる第8ビオトープです

人工的に作られた動植物の生息空間…

限りなく自然に近い状態で

さまざまな動物たちを放し飼いにしています。」

「IGOはこのビオトープ内で、

生態調査なんかをやってんだ。」

へぇ…と答える小松。

「ごちそうさまです!トリコ様!!」

「その挨拶いい加減やめろよな。

何もおごってねぇよ」

どんどんどんどん!!!!

「何!?雷ですか!?」

「ドラミングだ。」

「ドラミング?」

「あぁ、ゴリラの威嚇行動だ。」

「先程、トロルコングがゲートの奥にいると、

監視塔から連絡が。」

「この庭の王者が、

俺に入ってくるな忠告してるみてぇだな」

「えぇ!?」

何か話してる。

「めんどくせぇ決まりだぜ。

まぁ早い話、5k圏内にいなけりゃいいはなしだろ?」

開けた時すでにいなけりゃ問題ねーンだよなぁ?

そう言うとトリコは腕を構えた。

「3連…釘パンチ!」

ドンドンドンっ!!

「一!」

「二!」

「三!…開通だ」

『おぉ。すごいすごい』

見事な棒読みだ。

『トリコ、いこ』

「おぉ。」

「あ、待ってくださいぃい!」
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