第3章 第一歩ー虹の実
「ひとつ、5億の値で取引されると聞きましたが、
絶滅したんじゃあ…」
「もちろん、天然のものではありません」
「なるほど、IGOお得意の品種改良ってやつか」
「ただ、問題がひとつ。
虹の実がなる虹の木に、トロルコングが巣を作り、
だれも近づけないのです」
「トロルコングぅ!?」
「最強のゴリラ、トロルコング。
先日、二十億するグルメタンク3りょうを
出動させましたがすべてか滅させられました。
すべてひっくり返されました。
おもさ40tの戦車がですよ。
ちなみに、捕獲レベルは9。」
「捕獲の難易度が9!?
この前の三百歳のガララワニがレベル8ですよ!?」
「虹の実、食ってみてぇし、ま、久々に顔でも出すか。
なつかしき庭によ。」
それでいいのかそれで。
「なつかしき、庭?」
『ちょ!なんで了承取らないの!?』
「あ、すみません」
『あって…もういいや。賛成だしね。』
「では行きましょう」