第4章 4人目
赤ずきんはドアを叩きました
どうぞと言う声が聞こえると中に入りました
「おやまぁ、これはこれはクズ頭巾ちゃんじゃないの……薬を届けに来たのかい?」
『ええ……そう』
「まあ、そうよねあんたにはそれしか取り柄がないんだから」
『……』
「もう、何でこんなにクズが生まれたのかしら!兄とは大違いね」
『……まれ』
「あー?」
『黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ』
赤ずきんはお婆ちゃんにオノを持って殴り掛かりました
「ァァァ!!」
赤ずきんは殴りました
それも何回も
しばらくすると赤ずきんは狼を呼びました
『狼さん、こいつを食べて』
「いいのかい?」
『ええ、良いわ!こんな奴、私の祖母では無いんだから』
「それじゃあ、遠慮なく」
狼はお婆ちゃんをペロッと食べてしまいました
『これで、貴方も……私と同じ共犯者ね?』
赤ずきんは微笑みました
「そうなるな」
『フフフ……ついに殺してやった!アハハハ』
そう言って赤ずきんは去っていった
この事は赤ずきんと狼の秘密の約束になりました
[4人目END]