第8章 ?????
「1人目は家に行くのを先延ばしにしたから 怠惰、2人目はお婆ちゃんを救いたいって行動から、 強欲、3人目はお婆ちゃんを怒りで殺してしまったから 憤怒 」
『ってことは、4人目はいじめられない兄を羨ましく思ったから 憂鬱 って事?』
「そう、5人目は 高飛車な性格からして傲慢 」
『6人目は食べ物の事ばっか言ってたから 暴食で、7人目は 色欲って事か 』
「ご名答」
狼は拍手をして言った
『そして、どれも結婚する予定だったと?』
「そうとは限らない」
『え?』
「考えて見ろ、5人目の狼は誰だった?」
『っ……まさか……』
「そう、俺以外にも人は居る、怨念を持った人達がね」
『てことは、全部で7人もの狼がいたってこと?』
「そういうことになるな?」
『そんな……』
「そして、どうして今お前が呼ばれたかわかったか?」
『何故?』
「それは、真実を知ってもらいたかったから」
『真実?』
「お前は罪を犯してはいない、だから許される」
『っ……』
「そろそろ、この物語も無くなる……証拠隠滅って訳さ」
『そんな事させない』
貴方は強い口調で言った
「どうやってそんな事出来るのかな?」
『これは、自分自身の心に持ってる絵本の物語……どう考えるかは自由じゃないの?』
「ふっ……面白い奴だ、確かにどう考えるかは自由だな」
『それじゃあ帰らせてもらう』
貴方は歩き始めました
真のENDと……