第3章 赤司家の日常
朝ごはんとお弁当の準備ができ、私は五つ子ちゃんたちを起こしにいった。
今からが忙しい時間のスタートだ。
「みんな、朝だよ。起きてね」
私は、カーテンを開けた後五つ子ちゃんたちを揺すりながら起こす。
だか素直に起きるのは次男と五男だけだ。
長男と三男は寝相が悪く、よく布団からはみ出ていたり、最初と反対に寝ていたりする。
しかも…
「あっ!!もー涼太くんまたおねしょして…」
「おねしょじゃないっスよ」
「またおねしょとかダセー」
長男に言っていた三男だがごそごそとしていた。
「お前もおねしょしているのだからダサいのだよ」
次男に指摘されこちらもバレてしまった。
長男と三男は寝相も悪いゆえにおねしょもよくするのだ。
「また相変わらず二人揃っておねしょか…」
征くんも五つ子ちゃんの元へ来ると次男、四男、五男を引き連れリビングへと向かっていった。
残された2人はとりあえずシャワーをさせたあとリビングへと連れていった。