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【黒バス】赤司さん家の五つ子ちゃん【赤司夢】

第3章 赤司家の日常


「ママ…絵本読んでください」

私はコーヒーを飲みながら征くんと話していると五男が袖を引っ張りながら言った。

「いいよ。テツくんここにおいで」

私は自分の膝の上を叩くとそこに五男を乗せて絵本を読み始めた。

「真太郎、君は絵本は読んでもらわなくてもいいのかい?」

「絵本くらい自分で読めるのだよ」

次男はそう言うとソファーの隅にちょこんと座った。

「さすが僕の子だ。自分で読めるなんて将来が楽しみだよ」

征くんはコーヒーを飲みながら絵本に夢中な彼らを眺めていた。
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