第3章 赤司家の日常
【火神】
バスはもうすぐあの五つ子の家にたどり着く。
幼稚園に勤務し始めたのと同時期にあの五つ子が入園した。
時間は経って慣れたようなまだまだのような…
まぁ、人によるが…
特に五男は影が薄く直ぐにいなくなる…というか、いるんだけど気づくのがいつも遅くなってしまう。
逆に他の4人は色んな意味で目立つ。
園長に五つ子の面倒を頼まれたが、正直5人の性格やらなんやらバラバラ過ぎて疲れる。
おまけに父親も苦手だが、そもそもあの夫婦からあの五つ子が産まれるのが不思議で仕方がない。
今日はどんなことになるのやら。