第12章 バレンタインkiss
2月14日
「黒子くん、おはよう」
「おはようございます。美奈子さん」
「これ、いつもお世話になってるお礼」
ラッピングされた袋を黒子くんに差し出すと
「ありがとうございます」
黒子くんは受け取ってくれた。
「あとね、お願いがあるんだけど…」
私は少し大きな紙袋を渡しあることをお願いした。
☆★☆★
「まもなくこの新幹線は…」
ホームでは新幹線が止まり、発進する合図がされているところだった。
東京と京都
遠距離なら…離れて会えないのなら
会いに行けばいい。
私は新幹線に乗り込み京都を目指した。