第6章 【第五章】新しい仲間
その頃、誠凜国の城内では
「はい、終わりぃーーーー!!」
城の広場で、沢山の騎士たちがその場で倒れる。
「…あーーーリコ、この訓練メニューはちょっとヤバイぜ…」
「なーっに言ってんのよ、日向クン。それに今は隊長。」
日向と呼ばれた単髪に眼鏡が、首をポキポキいわせながら、ショートカットの女子に歩み寄る。
女子は険しい顔をして、倒れている騎士たちを見ていた。
「…今まで和平を結んでいた帝光大国が、諸外国を侵略し始めた。……自分の国を守る為には、訓練あるのみ。」
ショートカットのリコと呼ばれた女子は、真剣な面持ちで、これから起こる大戦に思いを馳せた。