紅明の妻は、アルマトランにいたシバとアラジン崇拝の最強でした
第5章 シンドリアでの
シンドバットの回想
まず驚いたのは、件の「銀行屋」が何食わぬ様子で復活していたことだ。
同一人物ではないのだろうが、やはり組織の闇は計り知れん……
ジュダルもいたが、奴はどうしたことは、俺に一言も絡んでは来なかった。
何か心の変化があったのだろうか…?
ちなみに翠蓮殿とは対話をした。
問題は姫だ。
煌帝国滞在中、俺は彼女とは一度も会ってすらいない!
最後の夜とて、皇帝との別れの宴の席で酒を飲んだのは、
礼儀としての一~二口だけだ!
(翠蓮殿はいなくて残念に思った。)