紅明の妻は、アルマトランにいたシバとアラジン崇拝の最強でした
第5章 シンドリアでの
シンドバット視点
私はシンドリア国王シンドバット。
幾多の危険な冒険を乗り越えてきた私が、今 かつてない危機に直面している。
紅玉「煌帝国皇女の身を汚したシンドバットめ!!私と決闘しなさい‼断れば、私は死ぬ!!」
紅玉「受けなければあなたを殺して私も死ぬっっっっっ!!!」
………………俺が致したというのか?この姫君と。
悪いがまったく記憶にない。七海の覇王ともあろう男が、酒に溺れて女性に粗相をするなどと!
(…今までになかったとは言わないが…)
だか、今回はやってない。
相手は皇女だ。妻に迎える公約でもない限り手を出していい女性じゃない。
だが俺は、わけあって生涯妻をめとる気を微塵もない。
ジャーファル「シンドリア国王が淫行をはたらいたせいで皇女が自害など…!」
モルジアナ「そうなったら、どうなってしまうのですか?」
ジャーファル「相手は年中他国への侵略の口実を探しているような侵略国家ですよ。もしそうなれば…」
戦争に!!
(そのようなシンドリア国民への不義、俺は断じておかさん!そもそも一体なぜ、こんなバカなことになったんだ?落ちついて煌帝国でのことを思い出すんだ!)