第5章 5章
たまに来るんだ
じゃあ二つ目のしつもん
『ねぇ、バレー詳しいの?』
バレーボール持ってんだから
詳しくないわけないんだけどね
「別にすごい詳しいわけではないけど
一応中学時代はバレー部」
おおおおお!こんな人を探してた
すごい詳しいじゃん!
『じゃあさ、わたしを馬鹿にしたお詫びに
仕返しなくしてあげるからさ
あしたもこの公園来て、約束ね
蛍に聞きたいことあるんだ
来なかったら明後日学校まで乗り込んでやるから
覚悟しとけよ』
最後の方は結構本気でいっといた
だってこう言わなきゃこなそうじゃん?
蛍の顔は相変わらず
少し不機嫌てか気だるげってかめんどくさそう
っていうか、まぁ、すべて当てはまるんだけど
月「はぁ、やだよメンドクサイ
大体僕君と違って暇じゃないし
じゃあ僕帰るから」
そう言い放つ蛍
はあああ?来ないとほんとに学校乗り込むぞぼけ
そう思い軽めに身長差のおかげで殴りやすい位置にあるお腹を殴った
軽めにだからね!大丈夫そんな痛くないはずだから!
『来ないとこの10倍で殴るかも♡
あ、わたしのことは奈々でいいから
明日の9時ここ待ち合わせね!部活あっても間に合うでしょ?
わたしまってるからね!
じゃあまた明日ね!けい!!』
そう言って言い返される前に歩き出した
だから
月「変な女、てか腹痛い
…奈々ね」
彼がそうつぶやいてたのはきづかなかった