第12章 12章
教室に入る
久しぶりだけど、別に友達なんてクラスに英くらいしかいないから誰にも声をかけられないで席にたどり着く
『英おはよー、久しぶり!』
国「おはよう」
『あ、そうそう英お土産先に上げとくね!』
国「なにこれ?」
『なんか東京のお菓子!』
国「そうなんだ、ありがとう」
『うん、あとはね、これなんだけど……』
英にお土産を渡してるうちに先生が来てテストが始まる
まぁ結果的にいうと多分全部満点かな、って気がする
あと2日間テストあるのだるいなぁ〜
先「よーし、じゃあ今日のテスト終わりだから
また明日遅刻すんなよー」
そして一日目のテストが終わった
『英テスト中も結構寝てたよね』
国「わからないところ考えてもわからないから」
なんかかっこいい事言ってるようで
すっごいカッコよくないこと言ってるよね
国「奈々これからどうするの?」
『まず、勇太郎におみやげわたしてから
3年生にお土産わたしに行くよ』
国「なら、金田一多分もうすぐこのクラスくるから待ってれば来るよ」
『え、なんで?』
国「俺と帰るから」
さすがです
金「くにみー、って奈々!?」
『勇太郎久しぶりー!身長のびた?』
国「こんな短期間で伸びないでしょ」
『もー、英は夢がないな〜』
金「奈々は何してるの?」
『あ、あのね勇太郎にお土産あげよう――』
――キャー――
女の子の悲鳴久しぶりに聞いたなぁ
それと同時にドアが開き徹先輩が見える
及「奈々ちゃ――」
山「あ!!!徹先輩!!!」
ゆうゆが徹先輩に駆け寄る
もしかして
及「なに」
山「徹先輩つめたいなぁ〜」
及「あのさ、名前で呼ぶのやめてって言ったよね」
もしかして
山「なんでですか?
彼女なんだからいいじゃないですか!」
やっぱりそうなんだ
それと同時に絶望する
徹先輩女見る目ないな〜
及「……俺彼女には名字で呼ばれたい派なんだよね」
なんだそれ
まぁなんか、徹先輩の趣味が悪いってのがわかったところで勇太郎にお土産を渡すのを再開した
なんか、一気にどうでもよくなっちゃったなぁ