第11章 11章
そのあと勉強をするけど
まーーーったく集中できない!!
でもわたしって頭良いのかもしれない
授業半分聞き流してるのにテスト範囲全部わかるしテスト余裕かも
『ねー、京治お腹減らない?』
赤「…あぁ、もう昼か」
余程集中してたのか京治は昼になったことを気づかなかったみたい
わたしなんて朝からご飯食べてないから最悪だ
『お母さんが多分ご飯作ってるからいこ』
赤「ありがとう」
それからお母さんの作るご飯を食べてから
また勉強をはじめる
『けーじ、勉強飽きないの?』
朝あった時よりは普通に話せるようになっている、よかった
赤「はぁ…奈々も木兎さんも勉強になると集中全然ダメだよね」
『うーん、ゲームなら全然集中できるんだけどね』
赤「木兎さんも、バレー以外はダメだからね」
それからも少しずつ会話をしながらも勉強をしていく
……全く変わったところはない
今までと何も変わらない
まぁ変わっても恥ずかしいから嫌なんだけどね
『けーじ、ゲームしない?』
赤「木兎さんもうすぐ来るからそれからね」
もう勉強あきたよ
テストも全然大丈夫そうだし早く光太郎きてよ
そんなこと思いながら携帯を取り出す
あーそういえばみんなお土産何が良いんだろ
一静先輩に聞いといてって頼んだのに聞いてくれてる様子ないし
しかたない、地獄に足を踏み込むようだけど
青城のグループLINEに
《みんな、お土産何が良いですか?》
そう書き込む
花《奈々お前彼氏できたのかよ!》
及《奈々ちゃん、なんで!?》
《何言ってるんですか
徹先輩には言われたくないです》
岩《いきなり敬語使い出してどうしたんだよ》
《良く考えたらいままで失礼だったなって思ったんで、これから敬語で話しますね!》
松《敬語話せないんじゃなかった?》
《京治に教えてもらったんでもう完璧ですよ》
岩《いとこだっけ?》
《ちがうよ、彼氏》
『ふふっ』
思わず自分で彼氏と言ったことに対して笑ってしまう
京治が変な目でこっちを見てる
『わたし敬語完璧みたい!』
赤「そっか、よかったね」
『これで先輩に失礼もないね』
京治に敬語教えてもらえてよかったかも