第11章 11章
そして翌日
赤「はぁ……」
そんなため息が隣から聞こえてくる
朝から疲れたんだろうお疲れ様
まぁわたしのせいでもあるんだけどね
結局わたし達はあのあと
『やっぱり帰りたくない!!』
そんなことを言って光太郎と京治を巻き込み
2時くらいまで2人にどんなに2人のことを好きなのかを説明して、帰りたくないことを伝えた
光「俺も赤葦も奈々もだいすきだぞ!」
とか光太郎はノリノリだったけど
赤「明日朝早いんでもう寝ませんか…」
そんなこと言ってた
実は京治は寝起きがそんなに良くないんだよね
これ他の人は知らない京治の秘密なんだけどね
だから今日の朝5時半におきた光太郎に
たたき起こされたせいで
京治は顔には出てないけど機嫌は良くないようだった
しかもその上今回の帰省中の暇だった時に買いに行った3人おそろいのトレーナーを無理やり着させたから
多分そのせいもあり機嫌も悪いんだと思う
でもさ、アディ〇スだよ?
そんなダサくないんだしいいじゃん
いうならばわたしと京治はいまペアルックなわけで
恥ずかしがってるのもまぁ無理はないと思うけど
わたしは全然楽しかった
『けーじ!これ、カップルみたいだね』
赤「そういうのやめて」
うわ、結構怒ってるじゃん
『そんな怒んないでよ』
赤「怒ってないから、
それよりこれからどこいくの?」
『へへっ、はいこれあげる!!!』
そしてわたしが差し出したのは
千葉にあるとあるテーマパークのチケット
赤「え」
なんで?
そう言おうとした京治の言葉を遮る
『一緒に行きたいから、いこうよ!』
赤「……そうだね、
奈々、乗る電車間違ってるよ」
『え』
はやくいってよ!
そんなこともありながらも無事に到着して
人が多いテーマパークに入った
光太郎が来れなかったのは残念だけど
『わたし、京治と来れて嬉しいよ!』