第11章 11章
そのリベロの先輩は笑顔がすごい可愛くて天使かと思った
あと渡してないのは
すごい身長高いハーフっぽい人と鉄朗と研磨だ
後ろのふたりは最後でいいから
とりあえずハーフっぽい人に行こう
『あの、これどうぞ』
「ありがとう」
『ハーフ?』
「うん、ロシアと日本のハーフ
でも、日本生まれ日本育ちだからロシア語はしゃべれない」
『そーなんだ!』
へぇ〜すごいなぁ、ハーフか、顔も整ってるし
なんて思いながら研磨の所に行こうとすると
「ねぇ名前は?」
『わ、わたし?』
「俺は灰羽リエーフ」
『神咲奈々だよ
ごめん、ちょっと鉄朗怒ってるから後で話そう!』
そして全速力で研磨と鉄朗のところに行く
『はい、どうぞ』
黒「おせーよ」
孤「ありがとう」
さすが研磨、鉄朗とは優しさが天と地のさがある
『ねぇ、研磨
音駒高校のバレー部すごいね!!』
孤「……うん
すごいのは俺じゃなくて、みんなだけど」
『いや何言ってるの?
みんな絶対研磨のこと頼りにしてるよ!
だっていちばん頭とか使ってて大変そうだし!』
黒「おい、俺だって頭使ってんぞ」
『だめだめ、鉄朗はわたしを労わないないからだめ』
黒「てかお前の笑ってるとこ初めて見たわ
かわいーじゃん」
さらっと言われた可愛いにびっくりして
思いっきり顔をそらす
当の本人はムカつく顔してニヤニヤしてるから
本当にむかつく
『ほんと、鉄朗いや!』
黒「は、俺褒めただけじゃねーか」
『絶対馬鹿にしてるからいや
さっさと練習はじめなよトサカ』
黒「なっ……」
わたし達の話を聞いてた周りの人達が笑う
山「……やっぱマネージャーいいっすね」
なんて声が聞こえてくるけど
今のわたし顔絶対真っ赤だから周りを見れなかった
そのまま練習が再開され、7時半頃練習が終わる
黒「明日からテスト休みだけど
筋トレとか忘れんなよー、じゃあ解散な」
そんなかんじで部活は終わった
猫「おい、奈々
わしは先に帰るから、誰かに送ってもらえよ」
なんという無茶振りですか
近所に住んでるんだから一緒に帰ろうよ
そんなことを思ってる間に猫又さんは帰ってしまう
黒「おい、着替えてくるからちょっと待ってろ」