第11章 11章
『ねぇ〜、なにやる?ゲーム?』
光「ん〜赤葦なにがいい?」
赤「別に俺はなんでもいいですけど」
光「じゃあ大人しくマ〇オカートやろうぜ」
『やった、みんなでやるの久しぶりだね!』
――♬°♬――
携帯の着信音がなる、わたしか
画面を見ると〝及川徹〟
……何故かいらっとして電話の電源を切って
ベットの上に投げ捨てた
『間違い電話だった、はやくやろう』
赤(そんなわけないでしょ)
光「奈々可愛いからなぁー
変な奴になんかされたら、俺に言えよ?」
『さっすが光太郎!頼りにしてるね!』
そんな馬鹿な会話をしながらマ〇オカートをしてたら
母「ただいまー」
お母さんが帰ってくる
『おかえりー!』
赤「奈々うるさい」
下の階に聞こえるように思いっきり叫ぶ
階段を上がってくるお母さん
母「あんた、何帰ってきてるのよ」
『んー心の休日?』
母「はぁ……何わけわかんない事言ってんの
いつまでいるの?」
『1週間』
赤「え?」
『なに?』
赤「いや、もっと短いのかと思ってたから」
『そんな早く帰って欲しいの?
まぁいーじゃん!遊ぼうよみんな!』
光「おう!俺これから1週間毎日奈々の家通うわ! 」
さすが光太郎大好き!
わたし今気づいたけど勉強道具とか持ってきてないや、終わった
母「まぁ、二人もいると思って夜ご飯たくさん作る用意したから、みんな良かったらうちで食べてって」
赤光「はい!」
母「じゃあ、ゆっくりしていってね」
なんだあの母親
わたしと二人には態度が全く違うじゃないか
赤「ねぇ、奈々って
電話した時も思ったけど、俺と木兎さん以外の先輩に敬語使ってないの?」
『うん!入部したその日に言ったよ』
赤「はぁ…それはダメだと思うから
今から敬語教えるから、それこれから使って」
いやいや、そんな簡単に敬語なんて覚えられるわけないでしょ
赤「基本的には、ですとます
つけて話せば大丈夫だから、」
わたしにとって本当にどうでもいい
敬語に対する京治の授業が始まって
わたしは眠くなるのを必死に耐えなきゃいけなかったから
お母さんの「ご飯よ〜!」
この声は天使の声かと思った
赤「続きは後でやるから」
え