第11章 11章
赤葦side
(ここから木兎光太郎と木葉秋紀の苗字の最初がかぶるので、
木兎→光/木葉→木 だと思ってください!)
学校が終わり木兎さんや他のバレー部の人たちと
帰ろうとしていると
校門のところでなにか騒いでいる人たちが沢山いた
まぁ、俺には関係ないか
そうは思うもののやはり少し気になってしまう
光「あ〜今日も学校つかれたわ〜
あかあし〜バレーできないのに、学校くる意味ってなに?」
赤「奈々!!!」
校門のところにいるのが奈々だということがわかり、木兎さんたちを置いて走り出す
光「赤葦いきなりなんだよ!」
とか言ってるけど木兎さんは今は無視だ
俺に気付いた奈々が
『……けいじっ!!!』
そういいながら抱きついてくる
……ちょっと可愛すぎじゃないですか?
って、そんなこと言ってる場合じゃなくて
赤「なにしてるの」
そう聞くといきなり泣きだしてしまった奈々
奈々が俺に泣きついてくるのはいつものことで、周りの視線とか気にならなかった
いつも通り頭をなでると落ち着いたようでよかったけど、なにか嫌なことがあったんだろう
ということは容易に想像がついた
それを聞けずにいると
デリカシーというものを知らない木兎さんが
奈々に俺の思ったことを聞いた
その返事とかを含め
きっとなにか部活のことで問題があったんだろう
木「俺ら今日は帰るわ」
気を使って帰ってくれる先輩方
意外と空気読めるんだな
それから遊ぼうという話になり
木兎さんと奈々を二人で遊ばせるよりは
三人で遊んだほうがいいか
そう思ってこれから奈々の家で遊ぶことになった
けど、
奈々がなにか嫌なことがあったなら
宮城に戻る前に聞き出してなんとかしてあげないと