第11章 11章
及川side
そして部活の前にゆうゆちゃんに付き合うことを告げた
山「え、ホントですか?
……残念だなぁ、また奈々のこといじめられると思ったのに」
そんな事言う女とどうして俺は付き合わなきゃならないんだろう
山「まぁでも、嬉しいですよ、普通に
私は本当に及川さんのこと好きですから」
及「そう」
山「ははっ、全然つれないですね〜
でもまぁ私の彼氏なんですから放課後部活ない日は一緒に帰ってくださいね」
及「月曜日はバレー部のみんなと予定があるんだけど」
山「何言ってるんですか?
私の彼氏なんですから、当然ですよね?
及川さんが選んだんですよ?」
及「……わかったよ」
山「あ〜そうそう、奈々とあんまり仲良くしないでくださいね?
私結構ヤキモチ焼いちゃうタイプなんですよ」
及「……これって、いつまで付き合えばいいもんなの」
山「ん〜私が飽きるまで、ですかね?」
話をするのが無駄に思えてくる
及「じゃあ俺そろそろ部活行くから」
山「え〜もうですか?
……じゃあキスしてください」
及「あ、ごめん、俺そんな手早くないんだよね〜
せめて三ヶ月は付き合わないと」
満面の笑みでそう告げて部活に行く
部室に入った瞬間ロッカーを思いっきり蹴った
みんな驚いたように俺を見ている
及「あ、ごめんごめん、虫がいたからつい」
そして始まった練習にも身は入らなかった
まぁ、明日からテスト休みだからちょうどいいか
気持ちを落ち着かせるいいチャンスだ
帰り道に岩ちゃんとマッキーとまっつんに
放課後の出来事を告げると
花「おー、明日赤飯持ってってやるよ」
松「お似合いだな」
岩「これから彼女と帰れよ、静かになっていいから」
そんなことをいわれたけど
三人揃って苦しそうな顔しないでよね、ほんと