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隣で笑うあなたへ [ハイキュー!!]

第11章 11章




及川side


また負けた


そう思うようになってしまうくらい俺は中学の時から、たくさん牛島に負けてきた


俺の前に立つ高い壁

ぶっ潰すと決めて高校に入ったのに
また今回も負けた



けど、俺はまだ諦めていない
白鳥沢を潰すチャンスがあるなら俺はあきらめない


春高、高校での最後のチャンス
俺はこれにすべてをかける









今は決勝戦の翌日の昼休み

国見ちゃんいわく奈々ちゃんは休みらしい




岩「なぁ、お前らどうすんだ?」


引退するかしないかのことだろう
俺は今岩ちゃんとマッキー、まっつんとお弁当を食べている


花「俺はやめないかなー」


及「俺も引退しないよ」


松「お前らならそういうと思ってたから
俺もやめる気なんてなかったわ」


花「逆に岩泉お前悩んでんの?」


岩「…いや
行くぞオレンジコート」


及「ちょっと、岩ちゃん
そういうのはキャプテンである俺のセリフだよ?」


岩「お前がほかのことで悩んでっから俺が言ってやったんだろ」


さすが岩ちゃん敵わないな


花「まぁ、お前がほかの女と付き合ってくれたら
ライバル減るしいいんだけどね」


冗談に聞こえないことを笑いながらいうマッキー


松「お前がどっちを選んでも
奈々ちゃんは俺らで守るから安心しろよ」



あぁ、もうほんと嫌になっちゃう
ウチの連中はなんでこうもみんな俺のことをわかってしまうんだろう


及「はぁ………そうだね
実は俺ずっと前から決めてたんだ、どうするか」


花「へぇー」



マッキー俺の話聞く気ある!?



及「俺、あの子と付き合おうと思う」


そういうとみんな無言になってしまう
その沈黙を破ったのは俺だった


及「ちょっと、そんな雰囲気やめてよね〜
俺は自分で選んでこの結果を選んだんだからさ」



岩「そうか」



あぁ岩ちゃんは、何もほかの案が浮かばなかった自分を責めてるんだね
そんなことする必要ないのに



だってさ、好きな子を自分の手で守れるなんて
結構及川さんかっこよくない?















本当は奈々ちゃんと付き合いたかった
そんなワガママを心の中に押し込んだ

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