第10章 10章
孝支先輩はコートに入ると
みんなとハイタッチをしていく
菅「大丈夫!一本切ってくべー!!」
笑顔の孝支先輩
それだけで烏野のみんなの雰囲気も柔らかくなる
そこからは孝支先輩のおかげなのか
みんなが頭を使って動いてるって感じがする
でも………やっぱりうちのみんなはすごい
なんでこんなにすごいのか不思議
徹先輩のサーブでマッチポイントまで行き
そして最後も勇太郎のスパイクが翔陽に止められそうになるも
ブロックアウトによって青城が一セット目をとった
びっくりした…
止められるかと思った
――ピピーーーーーっ――
第一セット終了 25対15
そして二セット目が始まる
烏野のセッターは孝支先輩のままだった
それから青城がリードしていき
セッターが飛雄にもどった
んだけど……
影「にっ……」
「ざわっ、ざわざわっ!?!!?」
飛雄の烏野のみんなに向けた笑顔は少しは怖かったけど
そうなったってことはきっと気持ちを入れ替えた
ってことだから気をつけなきゃ
……すごい
それからの烏野のは青城を抜き
先にマッチポイントをとった
22対24
山「あと一点!もう一本!!」
はじめ先輩がスパイクを決める
岩「渡さねーよ!!」
そしてここで徹先輩のサーブ
ここですごいサーブは打たないと思うかもしれないけど
……徹先輩がそんな逃げをするとは思えないな
だって、それをきっと青城のみんなも望んでないと思うから