第9章 9章
青城についた頃には7時半で朝練の中盤くらいかな?
急いで体育館に行く
なんかなぁ、昨日会ってないから
若干あうの緊張する
こんな所で悩んでても何も起きないから
体育館に入るけどね
――よし
気合を入れてドアを開けると
たった一日休んだだけなのに懐かしいと思ってしまった
景色が広がっていた
集中してるからかわからないけど
みんな私に気付かない
朝練はレギュラーだけだから
みんなコートに入ってる
しかたない溝口さんの横すわろう
『溝口さん、昨日休んでごめんね』
後ろから溝口さんに話しかけると
溝「うわっ!って、神咲じゃねーか!
お前大丈夫だったのか?」
『全然大丈夫、もう復活しましたよ』
溝「大体の話は聞いたけどよ
アイツら昨日もずっとお前のこと探してたんだからな
電話くらい出てやれよ」
『いや、出たかったんだけどね
携帯水没しちゃって』
溝「お前何してんだよ笑
ってかその格好どうした?」
『あ、これはね――』
及「え!!!!奈々ちゃん!?」
徹先輩の声が体育館に響く
それをきっかけにみんながわたしの周りに集まってる
岩「奈々、大丈夫だったのかよ!?」
松「奈々ちゃん、昨日引き止めきれなくてごめん」
花「あ〜よかったわ〜」
及「奈々ちゃん…
及川さんを心配させるなんて百年早いよ!
……でも無事でよかった」
みんなの優しさがほんとにありがたい
及「ねぇ、その服どうしたの?」
『昨日制服濡れちゃったから
家に泊めてくれた人に借りた』
花「それ、男物だろ?
男の家泊まったのかよ!」
『んーそういうことになるかな』
花「あー、俺の奈々がーーーー」
なにいってんだろう貴大先輩
わたしは何もしてないよ
松「花巻うるさい
んで、誰の家?」
及「まさか、昨日たまたまあった人の家とかじゃないよね!?」
……たまたまだよね
『いや、たまたまあった人だよ』
及「……俺の奈々ちゃんが!!
どうしよう岩ちゃん!?」
岩「うっせぇ、お前のじゃねーよ
んで、奈々、誰の家なんだよ」
『飛雄』
「は????」