第9章 9章
影山side
奈々とばったり帰り道であって
なぜか奈々のブレザーは濡れていた
ずっと外にいたのか…?
奈々は家への帰り方がわからないらしい
だから案内しようとしたら
突然奈々が倒れた
影「奈々!?」
俺の声は住宅街にむなしく響き渡るだけ
奈々のことをお姫様抱っこして
急いで俺の家に連れて帰る
…やべぇ、今気づいたけど俺の自転車
道に置きっぱなしだ
親に事情を話すと看病してくれるらしい
こういう時親が優しくて助かる
でも
母「飛雄、あんたの彼女かわいいわね〜」
って言ってくるのだけはやめて欲しい
別に俺だってそうなればいいと思ってるけど…
母さんが奈々の服を着替えさせてくれたり
してる間に俺は風呂に入っていた
このこと及川さんに連絡した方がいいよな
そうおもって風呂を上がり部屋に戻ると
何故か俺のベットに奈々がねてた
影「母さん、なにしてんだよ!!!」
母親に向かってさけぶけれど
母「奈々ちゃん起きた時一人じゃ心細いでしょ〜
だから飛雄と一緒の方がいいんじゃないかって!」
呆れて何も言えなかった
俺はたしかにバカだけど、一応男だから
って、倒れた相手には流石に何もしないけど
すっかり及川さんに連絡するのを忘れていて
部屋に戻ると部活の疲れのせいかすぐに眠くなって
奈々の寝てるベットにはいり、眠りについた