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隣で笑うあなたへ [ハイキュー!!]

第9章 9章





髪は乾いたけどブレザーがぬれて重い
しかも雨で濡れてなんか臭い


今何時なのかとても気になる
しかもその上家までの帰り道も気になる


今日歩きながら一日中考えてた
わたしはどうすればいいのかって


でも悩んでも答えは出なくて
出た答えは学校に行きたくない、それだけだった



あ〜あ、まさかわたしに対して
いろいろしてた人ってゆうゆだったんだね

ゆうゆって、わたしの友達だったと思うんだけど
わたしの勘違いだったのかな


一静先輩があの早さに学校に行ってたから
いつもわたしの靴箱を誰かが戻してくれてたから
最近何も無かったんだね



むしろ、早く行ってしまったことが申し訳ない




「奈々、何してんだよこんな遅くに」


え……


『飛雄?』


影「女が一人で歩いてたら危ないだろうが」


『飛雄いま何時?』


影「居残りで練習してたから今は9時半だけど
奈々何してんだよ」


『道に迷ったんだよね、道わかる?』


影「こんなところでかよ
お前んちって、及川さん家の近くか?」


『うん』


影「まぁ、わかんねぇこともないけど
こっからスゲー遠いけど歩けるか?」


正直足はもう限界に来ていたけど
歩かなきゃダメだよね


『うん、いけ――』


頭がクラクラして視界が回る
朝ご飯しか食べてないし疲れたからかな

なーんて思いながら
自分が倒れる、ということがわかりながら

わたしはそこで意識を手放した
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