第8章 8章
及川side
布団に入ったはいいものの寝れない
奈々ちゃんの笑顔可愛すぎるんだもん!
だってさぁ、さっきみんなに笑いかけた時
みんな一瞬固まって変な顔してたけどさ
あれ奈々ちゃんは勘違いしてたけど
俺はわかってるよ?
ど〜せ、奈々ちゃんの笑った顔が
可愛くて固まってたんでしょ
あ〜やだやだ
前までは笑って欲しいなんて思ってたけどさ
みんなの前で笑ってんの見ると
やっぱり嫌になる
奈々ちゃんがモテルのは全然知ってるけど
俺がその中でもいちばん奈々ちゃんを好きな自信あるよ
だからさほんと笑うのは俺の前だけにしてよ
国見ちゃんだってさ
可愛いとか言っちゃってたし
まさか国見ちゃんがそんな事言うなんて思わなかったのに!
まぁほんとに可愛かったんだけどさ
及「ねぇ、岩ちゃん?」
岩「あぁ、なんだよ?」
及「ははっ、やっぱり起きてた
岩ちゃんもさ奈々ちゃんの笑顔
自分だけモノにしたいと思う?」
岩「まぁ、できることならな」
及「そっかぁ〜、まぁ俺はねるねおやすみ☆」
岩「おいっ、及川!?」
岩ちゃんの言葉を無視して布団に潜り込む
幸いにも隣の布団だけど
パンチが飛んでこなくてよかった
岩ちゃんもやっぱ
俺と同じ気持ちなんだよね
わかってたけど改めて聞くと案外キツイ
奈々ちゃんは気持ちよさそうに寝てるし
奈々ちゃんのほっぺたをつついてみる
『んー』
あ〜!!もうほんと可愛い
…………
よし、及川さん決めた!!
インターハイ終わったら
奈々ちゃんに告白しよう