第3章 3章
『誰か他にやってくれる人いない?』
はぁ、いませんよね
『じゃあもうめんどくさいからくじで決めるね
拒否権とかないから』
といいわたしが勝手にくじにいて勝手に決めていく
その決め方をみんなが納得するわけもなく
「おい、何勝手に決めてんだよ」
「もっと真剣に決め方考えてくださいー、学級代表でしょ?笑」
みたいな声が飛ぶ 、マジで黙れ
『じゃあ今文句言った人たちみんな委員やってね
やりたかったからくじで決めるの反対なんだよね?やりたいならそう言ってよ』
はいじゃあ、体育委員は中村さんで――
と言ったところでまた沸くクラスのみんな
もうウザすぎる、なんでこうも委員てみんな決まらないわけ?
いらっときた私は教壇を蹴った
『ねぇ、なんか文句あんのかよ
あるんだったら一人一人言えって、じゃねーとわかんないから
はい、じゃあ中村さん文句は?早く言えよ』
教室が一気に静まり中村さんは泣きそうな顔をしていた
ははは、またやっちゃった
せっかく出来た友達にも引かれてるかもしれない
でも流石にこれ以上うるさい奴らをほっとくのは癪に障る
さっきまでのは一切なかったようにわたしは進めた
『ねえ、じゃあ続きするね
体育委員は中村さんで、文化委員は―――』
そんなかんじでわたしの独断と偏見で委員を決めた