• テキストサイズ

隣で笑うあなたへ [ハイキュー!!]

第8章 8章





岩泉side


毎年恒例の肝試し
三年生が毎年主催するから去年は俺達も参加した


……もう思い出したくねぇけどな


今年は主催する側だから
気が楽だと思っていたら


クソ川が

及「奈々ちゃんとのペアさ、
俺達三年から選ぼうよ!」


なんていうせいで

もしかしたら今年もあの恐怖を味わう可能性が出てきた



奈々と一緒に肝試しできるのは
正直最高だとは思うが

それの代償があの恐怖ってのは
割に合わねぇ


岩「それ、お前らだけでくじやっていいから」


及「え〜、俺達は岩ちゃんのびびってる姿もみたいのに〜」


岩「そんな運良く俺が出るわけないんだから
なら俺が抜けた方が確率的に上がるだろうが」


花「岩泉ってやっぱこういうの怖いんだ〜、だっさ」


イラ


松「いつもあんな強気なのに
お化けとか怖いって同じ男としてはずかしいわ」


イライラ


及「プッ、岩ちゃん
そんなに怖いんだったら――」


死ね


及「いたぁっ!
なんでいつも俺だけ殴るの!!」


岩「お前が一番なんかムカつくからだよ

別に俺はびびってねぇから
くじ参加してやるよ」


3年生なんて沢山いる
強豪校だからな


俺が肝試しに奈々と参加する確率は極めて低い

ならくじに参加くらいしてもいいか





なのに



及「奈々ちゃんくじ引いて」




そういい奈々の引いたくじには


〝岩ちゃん〟


そう及川の整った字で書いてあって


奈々と肝試しできることに
喜ぶ暇もなく



おれは恐怖のあまり動けなかった
/ 408ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp