第8章 ８章

練習に参加した徹先輩


なぜかはじめ先輩や一静先輩、花巻先輩から


「おまえ、ふざけんなよ」
「練習10倍な」
「今日の夜覚悟しとけよ」

なんて言われてたけど

なんだかんだでみんな徹先輩が大好きなんだよね


及「ちょ、及川さん病み上がりだよ！？」






そんなかんじで練習は今日は問題なく終わり
残すところは明日の最終日だけ


なんか、今日はいろいろ疲れたな
先輩たちのところに行くのはやめて
今日は早く寝ようかな……


花「はぁ〜、今日も疲れた

これからさ、奈々によしかかるだけじゃなくてさ
どうせなら抱きしめてもいい？
その方が疲れ取れそう」


この人馬鹿なのかな？


『そんなの恥ずかしいからいい訳無いでしょ！』



花「えー、及川には抱きしめさせてるじゃん」


『寝てる時は不可抗力だから仕方ないの！』


花「じゃあ、俺も寝てる時ならいいの？」


『そんな運良く抱きつけないでしょ！
あーそうだ、今日の夜さ――』


花「あ、そうそう今日の夜は
ご飯食べたら全員外集合なんだよね

奈々朝いなかったから聞いてないよな？」



そと？
なんでだろう
でも全員集合だから走ったりするのかな

タイマーとか、持っていこうかな



『うん、聞いてないけど、わかった』


花「じゃあ、とりあえず部屋戻ろ」




それから部屋に戻って夜ご飯を食べに行くと
３年生の先輩たちが誰もいなかった


『あ、英隣いい？』


国「うん」


『なんで先輩達いないんだろ？』


国「奈々は知らないんだっけ
まぁ知らなくていいんじゃない、後で知れるし」


そういったっきり英はご飯を無言で食べてた


珍しいな、最近は結構喋ってくれるのに




ここでさ、これからあることがヤバイこと

って英の態度を見て気づければ



たぶんタイマーなんてもって
外に行かなかったんだけどな