第8章 8章
岩泉side
昨日及川が倒れてそのまま奈々の部屋で寝たらしい
今日は体調がどうかはわからないが
昼くらいまで寝かせておいた方がいい
という判断を俺と監督でした
ついでに奈々もきっと遅くまで
及川の看病をしてたろうから
無理に起こすのはよくない
そういう結果になり午前中は
及川と奈々がいない部活をすることになった
でも、松川と花巻が
2人の様子が一応気になる
そういうから
あくまで俺は何も気にならないけど
ふたりが気になるっていうから
奈々の部屋によってから練習に行くことにした
けど、やめておけばよかったんだ
ドアを開けたら
奈々を抱きしめて寝てるクソ川
……
岩「死ねクソ川」
松「及川練習に戻ってきたら
みんなの10倍練習やらせよ」
花「いや、10倍じゃ足りなくね?」
こんなふざけたように聞こえる会話だけど
多分俺達はみんなこの光景を見て
傷ついてんだろう
今までも何も言ってねーけど
奈々が起きて及川を抱きしめてるのを見て
羨ましい
及川ふざけんな
そう思ったのは俺だけじゃないはずだ
まぁでもいまは病人ってことで
許してやるけど
元気になったらまじゆるさねぇ
岩「まぁ、練習いくか」
そういいながらも心に浮かんでたのは
及川と、奈々って美男美女だよな
ああいうのお似合い、って
言うんだろうな