第8章 8章
黒尾side
今日は奈々ちゃんに夜会う日
こころなしか研磨のテンションもたけーな
夜の九時半に奈々ちゃんとは
待ち合わせしてるから
9時には合宿所でなきゃな
そして9時にもうすぐなるところで
俺の携帯がふるえた
相手は奈々ちゃん
黒「はーい、どうしたの奈々ちゃん?」
電話に出ると
奈々ちゃんは要するに
部員が風邪をひいて来れないらしい
ほかの人に頼めば?
って言ってみたけど
『心配だから看病したい!!』
ここまで言われたら怒れないしなぁ
だからとりあえず今日は身ひくか
っておもったんだけどさ
『今度あった時なんでもするから!!』
そんな可愛いこと言う奈々ちゃん
……これもしかして、今俺大チャンスを迎えてない?
なんでもするんだよね??
なんでもねぇー
俺とデートしてとか今頼むような俺じゃないし
ここはさもっとすごいの頼まなきゃね?
自分の顔がニヤケてるのが自分でもわかる
黒「じゃあさ、帰省したときに音駒のマネやってよ」
そういうと
『ふぁ?』
間抜けな声を出す奈々ちゃん
はははww
黒「なんつー声だしてんだよ笑」
あー、奈々ちゃんかわいい
ってか笑いすぎて腹いてぇ
しかもさらに俺が主将だってことをつたえたら
すげー驚いてて、それがさらにツボで
マジ腹いてぇんだけど笑
でもまぁそりゃ奈々ちゃんだって
せっかく帰ってくるんだから
木兎や赤葦にあいたいんだろうけど
まぁ会えるから楽しみにしとけって
今はまだ秘密だけど笑
まぁあとココで一押しがいるなぁー
やっぱここは監督つかうか
後で説得すれば
監督奈々ちゃんのことお気に入りぽいしいけんだろ
黒「監督も同意済みだから
それからなんでもする、っていったよね??」
そういうと、奈々ちゃんは
諦めたように
『わかったよ』
うぉし、やばい
計画より上手くいっちゃったけど
俺の夢はかなったわけだし
あとは夏が楽しみだな笑
ていうかこんなうまく進むなんて
俺って天才?
木兎風にいうと、俺の時代きてんのかな?
まぁいいけど、うまくいったし
あー、今日のこと研磨に言わなきゃな